学童は何時まで?全国922市区町村の公式サイトでは18時が最多
公開日 2026-10-07
仕事の帰りが18時を過ぎる日がある人にとって、学童が何時まで子どもを預かってくれるかは、入る前に知っておきたいことです。延長はできるのか。夏休みは朝何時から開くのか。この3つを、全国の市区町村の公式サイトに書かれた時刻で数えました。
平日に学童が閉まる時刻は、多い順に18時、18時30分、19時です。ふだんの時間で19時か、それより後まで開いているのは、時刻が分かった922市区町村のうち186で、5つに1つほどです。延長の仕組みがある市区町村では、延長を使うと19時まで預かってもらえるところが多くあります。お迎えが19時ごろになる人は、延長があるか、「19時まで」が「19時までに迎えに行けばよい」という意味かを確かめておくと安心です。
夏休みなど学校が休みの日は、朝7時30分か8時に開くところが大半です。ただし8時より前に開くのは、時刻が分かった519市区町村のうち190です。
時刻は市区町村ごと、同じ市区町村の中でもクラブごとに違うことがあります。お住まいの市区町村が時刻を載せているかは、市区町村名で探すから見られます。
学童保育は、市区町村のサイトでは「放課後児童クラブ」「児童クラブ」「留守家庭児童会」など、別の名前で載っていることがあります。
全国1,730の市区町村(自治体)の公式サイトを1つずつ開いたところ、学童の「平日に何時まで預かってくれるか」を載せていた市区町村は、1,730のうち962(55.6%)でした。この記事の数字は、その962市区町村の公式サイトに書かれていた時刻を数えたものです。
平日は「18時」「18時30分」「19時」で9割
962市区町村のうち、平日のふだんの終わりの時刻を1つに決められたのは922です。延長を使わないときに閉まる時刻を数えました。
| 平日のふだんの終わり | 市区町村の数 | 922のうちの割合 |
|---|---|---|
| 18時より前(17時、17時30分など) | 65 | 7.0% |
| 18時 | 385 | 41.8% |
| 18時30分 | 260 | 28.2% |
| 18時30分以外の18時台(18時15分、18時45分など) | 26 | 2.8% |
| 19時 | 183 | 19.8% |
| 19時より後 | 3 | 0.3% |
18時、18時30分、19時の3つで、922のうち828(89.8%)になります。19時より後まで開いている市区町村は、922のうち3でした。
18時より前に閉まる65の市区町村のうち47は、延長の時間を別に設けていて、延長を使えば18時以降まで預かってもらえると書いていました。
国の調査では、平日に18時30分より後まで開いているクラブが約62%あります。このサイトの数字で18時30分より後まで開いているのは、922市区町村のうち195(21.1%)です。2つは数え方が違います。国の調査はクラブを1か所ずつ数えていて、このサイトは市区町村ごとに、公式サイトに書かれたふだんの終わりの時刻を1つ数えています。また、国の資料には、終わりの時刻に延長の時間を含めるかどうかが書かれていません。このため、2つの割合はそのまま比べられません。
延長があれば、延長の終わりは19時が多い
公式サイトに延長があると書いていた市区町村は、962のうち397でした。書いていない市区町村に延長がないとは限りません。
397のうち、延長を使ったときに何時まで預かってもらえるかを読み取れたのは350です。朝の延長は数えていません。
| 延長を使ったときの終わり | 市区町村の数 | 350のうちの割合 |
|---|---|---|
| 19時より前(18時30分など) | 59 | 16.9% |
| 19時 | 270 | 77.1% |
| 19時より後(19時30分、20時など) | 21 | 6.0% |
延長は、前もって申し込みが要る、別に料金がかかる、保護者のお迎えが条件、という形で書かれていることがあります。延長の料金は、学童の料金を載せている市区町村から、お住まいの市区町村の料金のページを開いて確かめられます。
夏休みなど学校が休みの日は、朝7時30分か8時から
夏休み・冬休み・春休みなど学校が休みの日に開く時刻を読み取れたのは、962のうち519でした。この表には、「土曜日・学校休業日は8時から」のように、土曜日とまとめて書かれた時刻も入っています。土曜日だけの時刻は入れていません。
| 学校が休みの日に開く時刻 | 市区町村の数 | 519のうちの割合 |
|---|---|---|
| 7時30分より前 | 13 | 2.5% |
| 7時30分 | 157 | 30.3% |
| 7時31分〜7時59分(7時45分など) | 20 | 3.9% |
| 8時 | 257 | 49.5% |
| 8時より後(8時30分、9時など) | 72 | 13.9% |
8時より前に開くのは、519のうち190(36.6%)です。8時ちょうどに開くところまで含めると、447(86.1%)になります。
国の調査でも、夏休みなどに開いている全国25,787か所のクラブのうち、7時台に開くのが36.8%、8時台が61.1%でした。
出典:こども家庭庁「令和7年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況(令和7年5月1日現在)」(PDF)
春休みにも関わることがあります。国の運営指針は、新1年生を4月1日から受け入れられるようにする必要がある、としています。入学式の前から預かってもらえるか、4月1日からの時間はどうなっているかは、申し込みのときに確かめておくと安心です。
出典:こども家庭庁「放課後児童クラブ運営指針」第3章3(令和7年4月1日から運用・PDF)
自分のまちの時間を確かめるには
このサイトで見る。 市区町村名で探すから、お住まいの市区町村のページを開くと、平日の時間を公式サイトに載せているかどうかと、載っていたページへのリンクがあります。載せている962市区町村の一覧は学童の「何時まで預かってくれるか」を載せている市区町村にあります。
公式サイトで探す言葉を変えてみる。 学童の時間は「開所時間」「開設時間」「利用時間」「保育時間」「開室時間」といった言葉で書かれています。学童のページ本体ではなく、PDFの入会案内やクラブの一覧表にだけ時刻が載っていることもあります。延長は「延長」で探すと見つかりやすくなります。
窓口に聞く。 学童を担当している課か、通う予定のクラブに電話して、次のように尋ねます。担当の課の名前が分からなければ、役場の代表番号に電話して「学童(放課後児童クラブ)の担当につないでください」と伝えてください。
- 「◯◯小学校区のクラブは、平日は何時までですか。延長はありますか。延長すると何時までですか」
- 「『19時まで』というのは、19時までに迎えに行けばよいということですか」
- 「延長には、前もっての申し込みや別の料金が要りますか」
- 「夏休みなど学校が休みの日は、朝何時から開いていますか。8時より前に預けられる仕組みはありますか」
- 「新1年生は、4月1日(入学式の前)から通えますか。その日の時間は何時から何時までですか」
職場からのお迎えにかかる時間も入れて、閉まる時刻に間に合うかを考えておくと、申し込むクラブを選びやすくなります。延長を使っても間に合わないと分かったときは、民間のクラブなど、ほかに預けられる場所があるかも、担当の課に尋ねてください。
いま空きがあるかどうかは、学童の「いま空きがあるか」の記事にまとめています。
国の決まりは「何時まで」を決めていない
学童の時間については、国の基準があります。決まっているのは「何時まで」ではなく、「1日に何時間以上開くか」です。
- 学校がある日は、1日3時間以上
- 夏休みなど学校が休みの日は、1日8時間以上
- 開く日数は、1年に250日以上
どれも「原則として」と書かれています。そのうえで、保護者の働く時間や、学校の授業が終わる時刻などを考えて、クラブごとに時間を決めることになっています。
同じ市区町村の中でもクラブによって時刻が違うのは、このためです。962市区町村のうち100前後は、公式サイトの記載から「クラブによって時間が違う」と読み取れました。市が運営するクラブと民間のクラブで時間が違う、と書いている市区町村もあります。
出典:放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準 第18条(e-Gov法令検索)/こども家庭庁「放課後児童クラブ運営指針」第3章3(PDF)
市と町村で比べると
町や村では、ふだんの時間で19時か、それより後まで開いているのは405のうち66(16.3%)でした。市(東京23区を含む)では517のうち120(23.2%)です。どの区分でも、18時に閉まるところがいちばん多くなりました。
平日のふだんの終わりを1つに決められた922市区町村を、市区町村の区分ごとに分けると、こうなります。下の行にいくほど、人口の少ない市区町村が多くなります。
| 区分 | 時刻が分かった数 | 18時 | 19時か、それより後 |
|---|---|---|---|
| とくに大きな市(政令指定都市・20市) | 17 | 9 | 3 |
| 東京23区 | 20 | 13 | 2 |
| 大きめの市(中核市・62市) | 40 | 13 | 9(22.5%) |
| そのほかの市 | 440 | 189 | 106(24.1%) |
| 町と村 | 405 | 161 | 66(16.3%) |
とくに大きな市と東京23区は数が少ないので、割合は出していません。
国の調査との違い
国も、全国の学童を1か所ずつ数えた調査を出しています。2025年5月1日時点で、平日に開いている全国25,928か所のクラブの、平日の終わりの時刻です。
| 平日の終わり(国の調査) | クラブの数 | 25,928か所のうちの割合 |
|---|---|---|
| 17時まで | 96 | 0.4% |
| 17時1分〜18時 | 4,074 | 15.7% |
| 18時1分〜18時30分 | 5,617 | 21.7% |
| 18時31分〜19時 | 14,229 | 54.9% |
| 19時1分以降 | 1,912 | 7.4% |
国の調査はクラブを1か所ずつ数えています。このサイトは、市区町村ごとに1つ、公式サイトに書かれた延長を使わないふだんの終わりの時刻を数えました。国の資料には、終わりの時刻に延長の時間を含めるかどうかが書かれていません。数え方が違うので、2つの表の割合はそのまま比べられません。
出典:こども家庭庁「令和7年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況(令和7年5月1日現在)」(PDF)
どうやって数えたか
調べたのは、全国1,741市区町村のうち、公式サイトのURLを確かめられた1,730です。2026年9月3日〜7日に取得したページを対象にしています。
学童の「平日に何時まで預かってくれるか」が載っていた962市区町村について、公式サイトから書き写した時刻を数えました。
- 平日の時刻は、延長を使わないふだんの終わりの時刻を1つ数えています。「18時以降は延長」とあれば18時です。延長込みの時刻しか書かれていない市区町村と、クラブごとに時刻が違って1つに決められない市区町村は、数えていません。
- 延長を使ったときの終わりは、夕方以降でいちばん遅い時刻です。朝の延長と、土曜日だけの時刻は入れていません。
- 学校が休みの日に開く時刻は、夏休みなど学校が休みの日の時刻です。土曜日とまとめて書かれた時刻は入れ、土曜日だけの時刻は入れていません。
集め方と条件の詳しいことは、調べ方に書いています。
このデータの限界
公式サイトに書かれた時刻です。 実際の運用や、クラブごとの時刻とは違うことがあります。とくに「クラブによって違う」と書いている市区町村では、ここで数えた時刻と、お子さんが通うクラブの時刻が違うことがあります。
時刻を1つに決められなかった市区町村は、数に入っていません。 平日の時刻を載せている962のうち40は、クラブごとに違う、延長込みの時刻しか書かれていない、などの理由で数えていません。
延長や休みの日の時刻は、書いていない市区町村もあります。 延長について書いていない市区町村に延長がないとは限りません。学校が休みの日の開く時刻を数えられたのは962のうち519で、残りの市区町村が何時に開くかはこのデータではわかりません。
時刻は変わります。 年度が変わるときに時間を見直す市区町村もあります。この記事の数字は、2026年9月上旬に取得したページで数えたものです。国の基準と運営指針、国の調査は、2026年10月7日に出典のページで確かめました。
この記事の数字は全国のまとめと調べて分かったことの数字と同じです。
お住まいの市区町村は、どこまで載せていますか
市区町村の名前から、学童・就学援助・学区・保育の空きが公式サイトに載っているかを見られます。